最近は病気を「治す」でなく、「予防する」という考えの予防医学が主流です。これをダイエットに置き換えれば、“痩せる”より、“太るのを予防する”ことがポイントになります。 お酢も、あくまでも?健康な体作りのアイテム?と位置づけて使いましょう。
お酢には、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸やたんぱく質を構成する多種のアミノ酸など、60種類以上の有機酸が含まれています。その中でもクエン酸は、体内のエネルギー産出に重要な役割をしているだけでなく、疲労物質の分解にも働きます。一方、アミノ酸は体の組織となる大切な栄養素です。エネルギー産出をスムーズにするということは、代謝力をアップ、すなわち余分な脂肪をためない→ダイエットにつながります。血行も良くなるので、冷えや肩こり改善にも効果的なのは言うまでもないでしょう。
お酢は作る過程で醸造酢、合成酢に分けられます。合成酢より醸造酢の方が、こうした有機酸やアミノ酸が格段に含まれているので、購入する際は成分表示を確認して、 できるだけ健康効果があるものを選びましょう。お値段が少々高くても、結果的にはカシコイ買い物になるのではないでしょうか。
さて実際に飲もうとすると、鼻にツンとくる香りやすっぱい味など刺激が強く、そのままではかなり抵抗があるはず。そこでお勧めなのが、ジュース感覚でおいしくいただけるりんご酢。酸味が柔らかいから、飲みやすいですよ。ただし、お酢(酢酸)は刺激物なので、空腹時にいきなり飲むのはNG。胃腸を痛める原因にもなります。飲料用として売られているお酢には、希釈度が表示されていますから、それに従って必ず薄めて飲むようにしてください。逆に希釈方法が書かれていないお酢は、料理用と判断してよいでしょう。
ダイエット目的でお酢を飲む時、注意しなくてはいけないのが、飲みやすくするためにつける「甘み」。砂糖や蜂蜜をふんだんに加えてしまっては、カロリー過多になってしまい、意味がありません。そこは上手く調節しましょう。前回のコラムでご紹介したダイエット甘味料を使うというのもひとつの方法。また、市販されているお酢ドリンクにも、しっかり甘みがつけられているので、 カロリーもそれなりにあることを忘れずに。お酢は決してノンカロリーでないことを、常に頭にいれておいてくださいね。
お酢の本来の役割は調味料。飲むばかりでなく、ご飯を食べる時にも積極的に用いたいですね。
お酢(酢酸)には、血糖上昇を和らげる(胃の食物滞留時間を延ばし、食べ物がゆっくりと腸に入る)働きがあるので、急激な血糖値の上昇を抑えることが出来ます。 つまり脂肪を体に取り込みにくくするので、高脂肪な食事や主食(炭水化物)中心の日本食に取り入れるのはもってこいといえます。
また、お酢メーカーの研究によると、血圧抑制効果が期待できる一日の摂取量は、15ml以上だそう。15mlといえば大さじ1杯なので、餃子やかた焼きそばなどを食べる時、ひと振りすればカンタンに摂れる量です。毎日飲むのが辛いという人は、このように料理に使ってみてはどうでしょうか。料理に適度な酸味にコクも加わり、一石二鳥ですよ。
お酢とベストな組み合わせといえば中華料理。そこでダイエット向きコンビメニューを作ってみました。



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